サステナビリティマネジメント

サステナビリティ推進方針

住友ベークライトグループは、基本方針(経営理念)「我が社は、信用を重んじ確実を旨とし、事業を通じて社会の進運及び民生の向上に貢献することを期する」に基づき、パーパス「プラスチックの可能性を広げることで、 持続可能な社会を実現する」に向かって事業活動を行うことで、持続的な企業価値の向上を目指します。

基本的な考え方

環境・社会情勢が不確実、不透明になる中で、今後の見通しが困難になっていくと考えられます。当社グループは、これまでも基本方針(経営理念)、パーパスに基づいてサステナビリティを重視する取り組みを進めてきましたが、さらに強化していきます。プラスチックの多様な機能を追求し、その可能性を広げながら、SDGsへ貢献する新製品・新サービスを継続的に社会実装することにより、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

当社グループは、2030年のビジョン「お客様との価値創造を通じて『未来に夢を提供する会社』」の実現を目指し、将来を見通して最小化すべきリスクと企業価値を向上する機会から「経営の重要課題(マテリアリティ)」と「指標」を設定し、この達成に向けて継続的に取り組んでいきます。

サステナビリティ推進体制

サステナビリティ推進委員会構成図

当社グループは、社長を委員長とした「サステナビリティ推進委員会」を取締役会の監督下に設置し、持続的な企業価値の向上に取り組んでいます。

  • ※1 2カ月に1回程度開催しており、サステナビリティにかかわる方針の承認、経営の重要課題(マテリアリティ)のKPI(Key Performance Indicator)の達成状況の確認・計画の承認、下部委員会の方針・計画・実績の承認(SDGs推進委員会で検討されたSDGs貢献製品の承認等)などを行っています。
  • ※2 サステナビリティにかかわる方針の立案、当社グループ全体の取り組みの推進・支援、サステナビリティ推進委員会の運営(活動の企画や管理等)を行い、当社グループのサステナビリティを推進しています。
  • ※3 SDGs推進委員会、カーボンニュートラル推進委員会、リスクマネジメント委員会、コンプライアンス委員会等。

レスポンシブル・ケア活動

(1)レスポンシブル・ケアとは

レスポンシブル・ケアとは、化学物質の「開発」から「廃棄・リサイクル」に至る全ライフサイクルにわたって「環境・安全・健康」を確保し、活動の成果を公表し、社会との対話・コミュニケーションを行う自主管理活動のことです。

活動の内容は、「①環境保全」「②保安防災」「③労働安全衛生」「④物流安全」「⑤化学品・製品安全」「⑥コミュニケーション(成果公表、対話)」の6分野に分類されております。

(2)当社のレスポンシブル・ケア活動

当社は一般社団法人日本化学工業協会(日化協)のRC委員会を通じて参画し、「環境・安全・健康」を守るため、6つのテーマに取り組んでおり、ステークホルダーや社会に対して企業としての責任を果たすべく、「レスポンシブル・ケア活動方針」のもとに事業活動を進めております。

レスポンシブル・ケア活動方針

理念

住友ベークライトグループは、企業活動のあらゆる面で、レスポンシブル・ケアに取り組み、環境の保全と安全・健康、品質の確保に留意して事業活動を推進し、社会の持続可能な発展に貢献する。

方針

  • 1. 研究開発段階より、原料調達から廃棄にわたる全ライフサイクルにおいて、環境・安全・健康面の評価を行い、環境負荷の最小化、かつ安全な製品・技術の開発に努める。
  • 2. 省資源、省エネルギー、廃棄物の削減、生物多様性の保全にすべての企業活動領域で継続的に取り組む。
  • 3. 環境、安全、品質監査を実施し、環境、保安防災、労働安全衛生管理、品質の管理の維持向上に努める。
  • 4. 環境・安全・健康および化学物質にかかわる法律、規則等を順守し、さらに自主管理規則を制定して、管理レベルの向上を図り、社会、顧客や従業員等の環境・安全・健康の確保に努める。
  • 5. 原料、製品、輸送およびプロセスの安全確保・改善に努め、従業員、顧客等に安全情報と製品情報を提供する。
  • 6. 施設・プロセス・技術にかかわるセキュリティの継続的改善を進め、従業員および地域住民の安全・健康を保護するよう操業の安全を確保する。
  • 7. 顧客、従業員および地域住民など利害関係者に環境、安全、製品情報を公開し対話に努め、ニーズをくみ取り、相互理解、信頼関係を深める。
  • 8. 環境の保全と安全・健康、品質の確保をするため、従業員へ教育を実施し、活動に必要な人材を育成する。
レスポンシブル・ケア

(3)レスポンシブル・ケア(RC)世界憲章への支持宣言書署名

RC世界憲章は、世界のRC活動をさらに充実・強化させるために、2006年に国際化学工業協会協議会(ICCA)が制定した化学産業界共通の自主的な活動方針です。

当社は、この活動方針に賛同し、RC世界憲章への支持宣言書に2008年に署名するとともに、2014年5月に改訂された改訂RC世界憲章への支持宣言書にも2014年9月に署名しており、世界中でRC活動を積極的に強化し、取り組みを行うことを意思表示しています。

レスポンシブル・ケア Global Charter画像

「国連グローバル・コンパクト」に署名

住友ベークライト株式会社は、国際連合が提唱する「国連グローバル・コンパクト(以下、UNGC)」に賛同する署名を行い、2024年9月20日付で承認されました。
併せて、UNGCに署名している日本企業・団体で構成される「グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン (以下、 GCNJ)」にも加入しました。

住友ベークライトグループは、基本方針(経営理念)「我が社は、信用を重んじ確実を旨とし、事業を通じて社会の進運及び民生の向上に貢献することを期する」に基づき、パーパス「プラスチックの可能性を広げることで、 持続可能な社会を実現する」に向かって事業活動を行っています。 UNGCが定める「4分野(人権、労働、環境、腐敗防止)10原則」を支持し、実践することを通じて、今後も一層持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

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国連グローバル・コンパクト

「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)」の提言に賛同

住友ベークライト株式会社は、金融安定理事会(FSB)により設置された「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言に賛同を表明しております。

TCFDロゴ

当社グループは、再生可能エネルギー由来の電力への切り替えやSDGs貢献製品の売上比率アップに取り組み、TCFD提言に基づく情報開示を推進しています。

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「SBT (Science Based Targets)」の認定を取得

住友ベークライト株式会社は、当社グループの2030年温室効果ガス削減目標 (1.5℃水準) について SBTi から認定を取得しております。

SBT認定ロゴ

住友ベークライトグループは、環境ビジョン2050を掲げて活動をしております。2024年5月に「1.5℃目標」に 適合した温室効果ガス削減目標 (Scope 1+2) を新たに設定し、この目標がSBTiより認定され、この取り組み により、今後も持続可能な社会の構築に貢献してまいります。

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「GXリーグ」に参画

住友ベークライト株式会社は、経済産業省が 公表した「GX リーグ基本構想」への賛同を表明し、「GX リーグ 」 への参加を決定して、参画企業となっています。

住友ベークライトグループは、環境ビジョン2050(ネットゼロ)を掲げて活動をしております。 当社グループのカーボンニュートラルへの取り組みは、「GXリーグ」の考えと一致するものであり、 GX リーグに参画することにより、今後ますます活動を加速してまいります。

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GXリーグロゴ

「生物多様性のための30by30(サーティ・バイ・サーティ)アライアンス」に参画

住友ベークライト株式会社は、環境省が主導する「生物多様性のための30by30(サーティ・バイ・サーティ)アライアンス」に参画しております。

当社は[「令和5年度前期『自然共生サイト』」の募集において、静岡工場にあるビオトープ「憩いの杜」が評価され認定を取得 しております。

国連グローバル・コンパクト

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「Myじんけん宣言」プロジェクトに賛同

住友ベークライト株式会社は、法務省・全国人権擁護委員連合会による「Myじんけん宣言」プロジェクトの趣旨に賛同し、「Myじんけん宣言」を公表しています。

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