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CTガイド下ドレナージキット『Drainaway』の発売について

住友ベークライト株式会社
SBカワスミ株式会社
2022年6月29日


住友ベークライト株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:藤原一彦)の医療機器事業を担当するSBカワスミ株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:齊野 猛司)は、「CTガイド下ドレナージキット Drainaway」を2022年6月1日より全国の医療機関に販売を開始致しましたのでお知らせいたします。

「Drainaway」は、2021年1月に薬事承認を取得した、IVR(Interventional Radiology:画像下治療)での治療デバイスになります。CTガイド下で経皮的に挿通ルートを確保し、膿瘍にカテーテルを留置して排膿・排液をするためのキットです。
留置の際、ガイドワイヤーを用いることなく簡便な操作を可能としており、CT装置のガントリースペースを考慮したコンパクト設計となっております。

CTガイド下ドレナージキット Drainaway について

【医療機器認証番号:303AFBZX00002000 クラス分類Ⅱ】

Drainaway

目的の部位へのアプローチに必要なデバイス操作は、針とシースダイレーター双方のメリットを生かす設計となっており、挿入部位に応じて、針による鋭的な進入の他、シースダイレーターを先行させる鈍的な進入も可能としており、血管損傷、臓器損傷を起こすリスクを低減させた、安全なデバイスです。
従来、CT室で検査の後、カテーテル留置の為に、X線透視を用いることが一般的であり、都度、患者様の移動が必要な為、検査・施術に時間を要するとともに医療従事者や患者様の大きな負担となっていました。

「Drainaway」は、CT画像を元に、鋭的、鈍的な進入操作を使い分けることで、目的とする膿瘍まで、安全に到達させることができるので、的確な排膿・廃液が可能になります。また、検査から治療へ、患者様の移動を行わず、ガイドワイヤー不要な簡便な操作は、施術時間の大幅な短縮となり、医療従事者や患者様の負担を軽減します。
住友ベークライトの医療機器事業は、手術用デバイスや周術期関連デバイス、内視鏡処置デバイスなどを中心に事業展開しておりましたが、「Drainaway」の品揃えにより、IVR(Interventional Radiology:画像下治療)での、治療デバイスのラインナップ拡充となりました。今後も医療ニーズの高い製品を早期に上市することにより、患者様やそのご家族、医療従事者の皆様により一層貢献して参ります。

保険適用区分 029 吸引留置カテ-テル(2)受動吸引型
① フィルム・チューブドレ-ン イ チューブ型
希望小売価格 20,000円/本(税別)


関連情報


本件に関するお問い合わせ

SBカワスミ株式会社 メディカル事業統括部 ホスピタル営業部
TEL: 03-5362-4824