製品コンセプト
特殊技術により密着性を追求した『高密着性フェノール樹脂シリーズ』
金属やカーボンをはじめとする、多様な基材への高い密着性を追求した特殊変性フェノール樹脂。優れた接着強度と耐熱性を兼ね備えており、高い信頼性を実現できます。本ページでは、特定材質や用途に特化したグレードをご紹介いたします。
以下イメージをクリックいただくと、各グレードの詳細が表示されます。
金属密着用フェノール樹脂PR-56464
概要&密着メカニズム
トリアジンによる金属との配位結合形成。
金属複合部材での密着強度向上、信頼性向上が期待できます。
樹脂特性
| Item | PR-56464 |
|---|---|
| タイプ | ノボラック |
| 形状 | 固形 |
| 軟化点 (℃) | 95 |
| 遊離フェノール(%) | <0.1 |
| 密着向上剤含有率(%) | 20% |
Cu密着評価フェノール樹脂成形材料
硬化条件:トランスファー、金型温度175℃、注入圧力10MPa、硬化時間120秒
銅密着強度

金属密着用PR-56464を配合することで、銅基板に対しての密着性が向上します。
推奨ご使用方法
- フィラー類と混練して複合化。
- 適用用途に応じて、150℃数分間で成形後、180-230℃で熱硬化。
無機物密着用フェノール樹脂 PR-56510H
概要&密着メカニズム
樹脂自体の耐熱性/成形性向上 & 無機物への密着性向上の両側面から、密着性向上が期待されます。
樹脂特性
| Item | PR-56510H |
|---|---|
| タイプ・形状 | 粉末 |
| 流れ(mm/125℃) | 31 |
| ゲル化時間(sec/150℃) | 63 |
| 遊離フェノール | <1.0(%) |
複合材料特性
曲げ強度

配合条件:フェノール樹脂8%、繊維2%、各種充填剤90%のミキサー混合
成形条件:150℃×4分
焼成条件:200℃×3時間
常温強度/熱処理後強度がいずれも向上、さらには成形体の耐摩耗性の向上が期待できます。
推奨ご使用方法
- フィラー類と混練して複合化。
- 適用用途に応じて、150℃数分間で成形後、180-230℃で熱硬化。
概要&密着メカニズム
カチオンπ相互作用によるカーボンとの親和性向上、カーボン系部材での強度、耐久性向上が期待できます。
樹脂特性
| Item | PR-56091 | PR-56533 |
|---|---|---|
| タイプ | アルコール系液状 | 水系液状 |
| 粘度(mPa・s/25℃) | 12 | 25 |
| ゲル化時間(Sec/150℃) | 270 | 150 |
| 不揮発分(%/135℃) | 42 | 52 |
| 固定炭素(%/800℃) | 27 | 22 |
カーボンへの親和性評価
評価条件:炭素繊維チョップ100ccビーカーにレジン50g、炭素繊維1gを投入し、撹拌1日放置後の分散状態を目視で観察。
推奨ご使用方法
- 炭素系複合材料のバインダーとして複合化。
- 適用用途に応じて、150-250℃で熱硬化 or 800-1200℃程度で炭化。
概要&密着メカニズム
水酸基(-OH)による基材との水素結合。密着性、耐食性、耐熱性の向上が期待できます。
樹脂特性
| Item | PR-56449 |
|---|---|
| タイプ | 水系液状 |
| 遊離フェノール (%) | <0.1 |
| 遊離ホルムアルデヒド (%) | <0.1 |
| 粘度(mPa・s/25℃) | 400 |
| ゲル化時間(Sec/150℃) | 68 |
| 不揮発分(%/135℃) | 40 |
塗料添加耐熱性評価
フェノール樹脂添加検討 (左:なし 右:あり)
評価条件:
- 各種水性塗料に、AQNOA™ PR-56449を10%添加。
- アセトンで脱脂した鋼板に10~20μm厚で塗布。
- 150℃の熱風式乾燥機で20分乾燥・硬化。
- 220℃の熱風式乾燥機で4日間熱処理後、アセトンを染み込ませたウェスで30回ラビング
①メラミンアルキッド樹脂系水性焼付塗料
②ウレタン系水性塗料
③アクリルポリマー系水性一液反応型塗料
フェノール樹脂の添加により、塗膜の耐熱性が向上します。
推奨ご使用方法
- 各種水性塗料に5-20%程度添加。
- 焼き付け塗装 (塗布後に150℃以上で加熱し熱硬化)
アラミド繊維用フェノール樹脂 PR-56177
概要&密着メカニズム
窒素含有構造によるアラミドとの親和性向上。
複合材料の耐久性向上が期待できます。
樹脂特性
| Item | PR-56177 |
|---|---|
| タイプ | メタノール溶媒液状 |
| 粘度(mPa・s/25℃) | 10 |
| ゲル化時間(Sec/150℃) | 130 |
| 不揮発分(%/135℃) | 45 |
アラミド繊維への密着性評価
マイクロドロップ試験
アラミド単繊維から、190℃30minで硬化させたレジン硬化物のドロップを剥がし取る時の荷重を測定。
アラミド繊維:Kevlar29 引き抜き速度:5mm/min

アラミド繊維に対しての密着性が向上します。
推奨ご使用方法
- 狙いの樹脂付着量となるようにアルコール系溶剤で樹脂の希釈率を調整。
- 基材を含浸処理した後に、100℃以下で溶剤を揮発乾燥。
- 150-200℃/10-30minで熱硬化。
概要&密着メカニズム
水酸基による密着性かつ高靭性のフェノール系接着剤。
高接着強度かつ高耐熱性の接着剤として使用可能です。
樹脂特性
| Item | PR-56528 | PR-56504 |
|---|---|---|
| タイプ | 水系液状 | メタノール系液状 |
| 遊離フェノール(%) | <0.1 | 5.1 |
| 遊離ホルムアルデヒド(%) | <0.1 | 0.2 |
| 粘度(mPa・s/25℃) | 250 | 1000 |
| ゲル化時間(Sec/150℃) | 68 | 90 |
| 不揮発分(%/135℃) | 32 | 40 |
接着強度評価

200℃の熱履歴後の強度低下が小さく、耐熱性が向上します。
評価条件:
- 膜厚:10±3 um
- 接着面積:25mm × 6mm
- 被着体:酸洗鋼板
- 接着条件:約5MPa, 60℃2hr or 180℃30min
- 試験速度:0.5mm/min
推奨ご使用方法
- 被着体に樹脂を塗布した後、100℃で溶媒(水or溶剤)を揮発乾燥。
- 加圧しながら、150-200℃/10-30minで熱硬化。
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