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航空機部品
ハニカムパネル

製品紹介

航空機内装に使われるプラスチックは、米国連邦航空局(FAA)や欧州航空安全機関(EASA)が定めるFARなどの航空規格に適合する必要があり、耐熱性、難燃性とコストバランスに優れたフェノール樹脂が航空機内装用ハニカムパネルの構成部材として広く使われています。
フェノール樹脂の研究開発から製造まで手掛ける住友ベークライトは、素材開発の力をさらに発揮すべく最終製品であるハニカムパネルの量産技術を確立しました。

生産工場

  • SNC Industrial Laminates SDN BHD.(マレーシア)- AS9100認証

研究所

  • HPP技術開発研究所
  • SNC Industrial Laminates SDN BHD.(マレーシア)- AS9100認証

特長

高い生産能力とコスト競争力

マレーシアに保有する36段ホットプレスによりコスト競争力に優れた2万㎡/月のハニカムフラットパネル製造が可能です。

良好な航空/海上輸送アクセス

シンガポール空港まで58Km、マレーシア・ジョホール港まで3Kmのロケーションにあり、グローバルアクセスが良好です。

使用レジンのバリエーションおよび優れた研究開発フィードバック能力

従来から持つフェノール樹脂およびプリプレグ研究開発製造能力をさらにハニカムフラットパネルの開発製造にまで垂直統合化することにより、最終製品に求められるニーズを素材までフィードバックし、軽量/高強度ハニカムパネルなどの新技術、新製品の提案を可能にします。


プロセスとコスト低減を実現する表面平滑性

従来のフェノール積層品で培った製造技術により優れたハニカムパネルの平滑性を実現。従来のハニカムパネルが内装ペイントする際に必要とするフィリング/サンディングの工程を省くことにより、お客様工程でのプロセスと製造コスト低減が可能です。

マレーシア工場での加工能力拡充によるコスト競争力の高いエンジニアリングパネル提供

各種金属、ウレタンインサート品やNCによる形状加工、エッジ処理まで含めたエンジニアリングパネル製造を加工費競争力に優れたマレーシアで行うことにより、高品質且つコスト競争力に優れたエンジニアリングパネルの提供が可能です。

用途

航空機内装

ギャレー、ラバトリー、頭上荷物棚、クルーレスト、クラスデバイダー、各種パーティション、各種モニュメント、カーゴパネル

仕様

sbPanel*主要グレード
Items Unit Method Typical Value
Aerial Weight kg/m2 - 2.45
Panel Thickness mm - 10
Long Beam** T-dir. N ASTM-C393 837
Short Beam T-dir. 1230
Climing Drum Peel T-dir. ASTM-D1781 140
L-dir. 100
Heat Release Rate Peak kW/m2 FAR 25.853 (d) 31
2min Total kWmin/m2 6
Flammability
60sec Vertical
Burn length inch 1.3
Extinguishing sec 1.0
Drip time sec No drip
Smoke Density - <25
注記
  • * Panel composition
          Core : Aramid paper honeycomb core, 1/8-inch cell, 3.0lb/ft3
          Skin : #7781, 2 x 2 ply
  • ** LBF Span:Upper 254mm, Lower 508mm⇒ASTM-393 Quarter point
  • 上記数値は代表値であり、保証値ではありません。

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