水資源の保全

方針・基本的な考え方

環境方針

当社グループに関わる環境課題(水資源の保全を含む)に関する方針として、当社グループでは環境方針を定めております。 当社グループの環境方針は、下記のページに記載しております。

体制(ガバナンス)

当社グループに関わる環境課題(水資源の保全を含む)に関する監督・管理の体制は、下記のページに記載しております。

リスク管理

当社グループに関わる環境課題(水資源の保全を含む)に関するリスクおよび機会の識別、評価、ならびに管理は、下記のページに記載のリスクマネジメント体制・リスクマネジメントプロセスに沿って実施しております。

2023年度水リスク評価

当社では、国内外グループ拠点の立地流域における水リスクについて継続して評価を行っており、国内17拠点・海外27拠点の情報を開示しています。

水リスク評価については、WRI Aqueductの調査結果に加え、当社での水使用状況を考慮した独自の調査も行っています。これにより各拠点の事業規模に応じた水使用率の要素も加え、当社グループが展開する地域別のリスクを明確にしています。

海外の事業所については全体的に水使用率の高い事業所はありませんが、東南アジアや中国地区では地域的な水リスクの上昇が顕著で今後も注意が必要な状況です。この結果を参考に、今後もより効果の高い水資源の保全に取り組んでまいります。

  • ※ WRI(World Resources Institute:世界資源研究所)が開発し公開している水リスクの情報提供ツール。

2023年度水リスク評価

地域 リスクレベル
極めて高 中-高 低-中
日本 拠点数 3 3 11 17
水使用量(千m3 3,752 37 456 4,246
中国(台湾含む) 拠点数 2 3 1 1 7
水使用量(千m3 74 124 49 22 269
東南アジア 拠点数 3 1 1 2 7
水使用量(千m3 346 49 48 25 468
北米 拠点数 2 8 10
水使用量(千m3 298 100 398
欧州 拠点数 1 1 1 3
水使用量(千m3 53 3 54 110

指標と目標

水資源の保全

当社グループの拠点で使用する水は、国内は地下水の使用比率が大きく、海外では上水道の使用比率が大きくなっています。また、国内の使用比率が全体の78%を占めています。

従来より継続的な水の使用量削減に努めてきましたが、2020年度に水使用量削減の中長期目標として、2030年度に2017年度比25%削減の目標を設定し、活動を加速させました。

現在各事業所で目標達成に向け活動中ですが、特に国内の水使用量の多くを占める静岡工場で意欲的に対策を進め、順調に削減が進んできました。2021年度および2023年は生産量増加の影響で全社での水使用量がやや増加しましたが、各拠点の削減努力により、現在の国内・海外全体の2017年度からの削減率は、6年間で24%と当初の計画を上回る進捗となっています。

今後も目標達成に向け着実に削減を推進していきます。

水使用量推移

水使用量推移
2023年度水使用種別比率

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