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コンプライアンス

コンプライアンスに関する基本的な考え方・方針

当社グループは、事業活動を進めるにあたって、法令および企業倫理を順守することが極めて重要であると認識し、コンプライアンス重視の経営を推進しています。

当社グループが誤りなく事業活動を行うための行動規範である「私たちの行動指針」、当社グループ各社の役員および従業員が業務遂行にあたって準拠すべき法令および企業倫理順守の観点での具体的倫理規範・行動基準としての「住友ベークライトグループ倫理規範」を定めています。「私たちの行動指針」と「住友ベークライトグループ倫理規範」の内容については、入社時教育や、毎年10月のコンプライアンス強調月間における教育(e-ラーニングあるいは職場内での輪読)などを通じて、当社グループの役員および従業員に周知を図っています。

「私たちの行動指針」と「住友ベークライトグループ倫理規範」などのコンプライアンスに関する主要な方針の内容については下記リンクを、コンプライアンス教育の実績については本ページの「コンプライアンス関連データ」の項をご覧ください。

コンプライアンス体制

当社グループのコンプライアンス違反リスクの極小化、コンプライアンスのためのしくみづくりの推進、コンプライアンス意識の啓蒙活動の推進を行うため、「コンプライアンス委員会」を設置しています。

2022年度は、コンプライアンス委員会を3回開催し、「住友ベークライトグループ倫理規範」の制定、公益通報者保護法改正を踏まえた内部通報制度の見直し、内部通報制度の妥当性検証および今後の課題協議などを行いました。

コンプライアンス耐性フローチャート

コンプライアンス重点箇条

各部門の職場では、コンプライアンスをそれぞれの日常業務に落とし込み、順守すべき重点項目を決め、「コンプライアンス重点箇条」として制定しています。制定した項目は各部門で異なりますが、職場内に掲示し定期的に唱和させるなどして従業員への周知を図っています。国内外の関係会社についても、同様の取り組みを行っています。

漫画を使ったコンプライアンス教育

当社では、毎月発行する社内報に「コンプライアンス・マスターへの道!」と題した記事を載せています。これは4コマ漫画をベースにコンプライアンスについてわかりやすく解説したもので、これまでの連載記事をまとめた冊子も2回発行しています。冊子は従業員に配布し、コンプライアンス啓発に活用しています。

まんがキャラクター:まもる君

漫画キャラクター:まもる君
皆から頼られる中堅社員として大活躍。昨今、企業の不祥事が大きな問題となっている中、コンプライアンス・マスターとして社内でのアドバイスを続けている。

内部通報制度

当社グループでは、コンプライアンス違反の早期発見・未然防止を図るため、コンプライアンス違反またはその恐れを知った場合に、社内窓口(監査室長)または社外窓口(弁護士)に通報できる、内部通報制度(当社グループでは「コンプライアンス通報制度」と称しています)を導入しています。当社グループの役員および従業員だけでなく、当社グループのステークホルダー(退職者、採用応募者、取引先を含む)も通報できます。通報により通報者が不利益を被らないよう、プライバシーは厳重に保護されます。

また、当社グループ共通の「コンプライアンス通報制度」とは別に、所在国の法令上の要求や会社の規模などを考慮した上で、独自の内部通報制度を設置している関係会社もあります。

「コンプライアンス通報制度」の詳細については、下記リンク先を、内部通報制度の通報実績・対応については本ページの「コンプライアンス関連データ」の項をご覧ください。

モニタリング

監査室、環境・安全推進部、総務法務部などの内部監査を担当する部署では、「内部統制システム構築の基本方針」「内部監査規程」「財務報告に係る内部統制基本規程」「モノづくり監査規程」「安全保障輸出管理規程」などに基づき、当社および海外を含む関係会社を対象として、実地での往査と被監査部門での自己監査結果の点検による書面監査を適宜組み合わせて監査・評価を行っています。監査・評価は、各部門における業務の適法性および各種基準への適合性の観点からモニタリングを行っており、発見され指摘事項として挙げられた不備については、当該部門に対して書面による是正報告を求めます。

2022年度は、環境、人権、労働、安全衛生、製品・サービスの提供や使用、顧客情報やデータの管理、適切な会計処理、公正な取引、腐敗防止などの観点でこれらの監査・評価を行いましたが、法令や規則に対する重大な違反はありませんでした。

コンプライアンス関連データ

  対象 2022年度実績 2023年度実績
コンプライアンス教育
受講率(%)※1
グループ ※3 全体 受講率 74.5%
(受講者数6756名)
受講率 100.0%
(受講者数8740名)
日本国内グループ会社
(住友ベークライト㈱含む)
受講率98.7%
(受講者数3694名)
受講率100.0%
(受講者数3616名)
海外グループ会社 受講率57.4%
(受講者数3062名)
受講率100.0%
(受講者数5124名)
内部通報制度への
通報件数(件/年) ※2
グループ ※3 全体 12件 (集計中)
コンプライアンス通報制度
(グループ共通の内部通報制度)
4件
子会社独自の内部通報制度 8件
  • ※1コンプライアンス強調月間の活動の一環として、グループ会社(住友ベークライト㈱を含む)の役員・従業員を受講対象とし、私たちの行動指針とグループ倫理規範の内容(腐敗行為の禁止、カルテル禁止、差別・ハラスメント禁止を含む)、内部通報制度の概要、コンプライアンス重点箇条などについて、eラーニングまたは職場内教育を実施。
  • ※2調査の結果、人権侵害(児童労働・強制労働など)・不正会計・腐敗行為(贈収賄・背任・マネーロンダリングなど)・独占禁止法違反などの、法令に対する重大な違反および社会に著しいマイナスの影響を与える事案はなく、いずれも適切に対応。
  • ※3住友ベークライト㈱および住友ベークライト㈱が議決権の 50%超を直接または間接的に保有する会社。

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