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マテリアルフローと環境対策投資

原料、エネルギーなど等のインプットおよび製品、環境排出物等のアウトプットを示しています。

当社グループでは、環境負荷低減のため、排出物の削減を図るとともに、省資源の見地から投入する原料、エネルギーおよび用水の節減を推進しています。また、カーボンニュートラルへの取り組みにより、CO2排出量削減を推進しています。

2022年度は、コロナ禍で一時的に急増した生産量が落ち着きを見せたことと、ウクライナ情勢などの社会情勢による生産量への影響もあったことから、原材料の投入量、製品の販売量などは2021年度と比較すると減少しました。一方で、2021年度より開始した再生可能エネルギー由来の電力への切り替えと、自社敷地内への太陽光発電の導入を2022年度も積極的に推進したことにより、温室効果ガス(CO2)の排出量は、生産活動の減少を大きく上回る削減となっています。

また、今回より、化学物質排出量の中に占めるVOC※8の排出量についても開示を行っています。

当社グループでは今後も継続的な活動により、インプットの増加に対して環境に影響を与えるアウトプットを削減するように取り組み、温暖化などの気候変動対策へ貢献してまいります。

マテリアルフロー
  • ※1 使用原材料に占める再生可能原材料比率は現時点では約3.1%ですが、さらに再生可能原料の使用比率を高めるべく開発段階から取り組みを進めています。
  • ※2、3、4、6 用語集参照。SOx、NOx、ばいじんは排ガスの測定結果および燃料使用量などから自社で定めた計算方法により算定しています。ばいじんに関しては、海外での測定基準が異なるため、現在のところ国内データのみの集計です。CODは測定濃度と排水量から算定しています。海外のCODに関しては、排水中のCOD測定を実施している事業所を対象としました。また、測定に用いる酸化剤の種類(主に重クロム酸カリウム)が異なるため別表記としました。
  • ※5 排水量の把握は、下水への排水は使用量の明細より算出しています。公共水域の排水は、流量計を設置している事業所はその測定値より、設置していない事業所は水使用量より、算出しています。
  • ※7 廃棄物量中の危険廃棄物の数量は5,492tです(各国定義による)。なお危険廃棄物の数量は、保証対象ではありません。
  • ※8 VOC(Volatile Organic Compounds):揮発性有機化合物。
  • ※ 製品出荷量および製品販売額は、保証対象ではありません。

環境対策投資

当社グループでは2000年度より国内グループ会社の環境保全にかかわる投資額を集計しています。2022年度は合計では3.2億円の投資を実施しました。

2020年度以降、カーボンニュートラルへの対応を踏まえ、本格的に太陽光発電の導入を開始し、2022年度も各事業所へ展開しました。2023年度もさらに増設を進める予定です。

今後もCO2排出量削減に向け、積極的な投資を推進していきます。

2021年度の環境対策投資額

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