製品に関するよくあるご質問 バイオステラ™ プレート

Q1. バイオステラ™ プレートの流路内に残ったPBSの除去方法について教えて下さい。

A.

以下の手順で流路内のPBS と培地を置換して下さい。培地以外の溶液の場合も同様の手順です。
① 流路内のPBS を吸引しないように注意しながら、アスピレーターでバイオステラ™プレートのウェルA、Bの溶液を全て除去する。
② ウェルA に培地を600μL 入れ、バイオステラ™プレートを3 分間静置することで、流路内の溶液をウェルB に移動させる。
③ 流路内の培地を吸引しないように注意しながら、アスピレーターでバイオステラ™プレートのウェルA、B の溶液を全て除去する。

Q2. バイオステラ™ プレートのウェル底面で細胞培養は可能ですか?

A.

バイオステラ™ プレートのウェル底面は通常の培養プレートと同様の処理を実施しておりますので、細胞を直接培養したり、コラーゲンなどでコートが可能です。

Q3. バイオステラ™ プレートではウェル底面の細胞にシェアストレスはかかりますか?

A.

バイオステラ™ プレートではウェル底面の細胞にシェアストレスが負荷されるような設計ではありません。

Q4. バイオステラ™ プレートの流路の気泡の除去方法について教えてください。

A.

バイオステラ™ プレートプロトコル p.2 [気泡の抜き方]をご参照ください。

Q5. 播種した細胞が流路を通って隣のウェルに移動することはありますか?

A.

バイオステラ™ プレートの特徴から特に細胞を播種する際に隣のウェルに移動する可能性があります。
バイオステラプレートプロトコルのp.1 [注意点1]やp.9 [培養パターン①:バイオステラ™プレートに直接播種&インサートに播種]をご参照ください。

Q6. 市販のセルカルチャーインサートが使用できますか?

A.

試作品番ではTranswell(Corning/ #3413)のみに対応しています。製品版には他のメーカーのカルチャーインサートにも対応できるよう改良を予定しています。

Q7. スターラ装置の各回転数における平衡化時間について教えてください。

A.

在設定下限である2500rpmでは約60分で平衡が完了します。設定上限である6000rpmでは約10分で平衡化完了します。詳しくはバイオステラ™ プレートプロトコルのp.17 [平衡化時間と回転数の目安]をご参照ください。

Q8. スターラ装置はどこで購入することが出来ますか?

A.

試験販売期間中は株式会社マイクロ流体システム工房よりお買い求めいただけます。正式発売後は弊社から専用のスターラ装置の販売を予定しております。

Q9. スターラ装置の日々のメンテナンスについて教えて下さい。

A.

株式会社マイクロ流体システム工房の取り扱い説明書をご参照ください。

Q10. スターラ装置の保証内容について教えて下さい。

A.

株式会社マイクロ流体システム工房の取り扱い説明書をご参照ください。

Q11. 1台のコントローラで何台のスターラベースを制御できますか?また、各ユニット個別に回転数および回転方向を設定可能でしょうか?

A.

コントローラ1台につき、1台のスターラベースの制御が可能です。バイオステラ™プレートを複数枚同時に使用する場合は、プレートの枚数分だけスターラベースとコントローラをご準備いただく必要がございます。また、回転数はユニットごとに変更することは出来ず、6ユニット全て同じ回転数になります。

Q12. 特長として最大4臓器の共培養が可能ということですが、具体的にどのような方法で4臓器の共培養が可能か教えてください。

A.

具体的には2つのウェル底面(or セルデスク)と2つのセルカルチャーインサートを使用することで4臓器の共培養が可能です。

Q13. 粘度が高い溶液を灌流した場合に破損の可能性はありますか?

A.

一般的な培地、水、コラーゲン(当社条件)での培養は可能ですが、粘度が極端に高い溶液をご利用の際は事前にご確認下さい。

Q14. バイオステラ™ プレートの改良の予定、ラインナップ予定について教えて下さい。

A.

2025年7月に予定している正式販売に合わせてプレートの形状を一部変更予定です。基本的な仕様は同じですが、流路の視認性の向上や各種市販のセルカルチャーインサートに対応するための一部形状変更を予定しております。また、将来的には12系統のプレートもラインナップする予定です。

Q15. 酸素透過膜を搭載したバイオステラプレートについて外部の講演で聞いたことがありますが、購入可能ですか?

A.

弊社までお問い合わせください。