2023/4 【CARTALK】INTERMOLD 2023(第34回金型加工技術展)に出展致しました。 | 住友ベークライト株式会社

INTERMOLD 2023(第34回金型加工技術展)に出展致しました。

INTERMOLD 2023(第34回金型加工技術展)に出展致しました。

ご紹介

ご紹介(インターモールド展)

4月12日(水)~15日(土)東京ビックサイトで開催されたINTERMOLD 2023(第34回金型加工技術展)に出展致しました。インターモールド展は「東京・名古屋」で開かれる、金型技術の大規模展示会です。当社は初めて同展へ出展しましたが、会期の4日間は、想定以上に多くのお客様に当社ブースに足を運んでいただくことができましたこと、御礼申し上げます。
今回の出展製品の中で注目の集まった展示について、アテンドメンバーから紹介いたします。


“樹脂道”EV化に伴う自動車部品への新たなご要望に応える!をテーマに

一般社団法人日本金型工業会が主催するインターモールド展が4月12日~15日東京ビッグサイトにて盛大に開催されました。展示会には4日間で約39,000名が来場し、初出展の当社ブースにも多くのお客様にご来場いただきました。
最近では、半導体やEV(電気自動車)関連技術の高度化にともない、今まで以上に精密な部品加工が求められています。当社は特別企画の“自動車部品製造技術フェア”に出展し、精密成形に適した当社の成形用樹脂製品技術で課題解決のご提案を行いました。

スマートコミュニティ市場開発本部古谷 満

スマートコミュニティ市場開発本部
古谷 満


樹脂化e-Axleソリューション

「 樹脂化e-Axle」の展示品です。モータの熱マネジメント、小型・軽量化、低振動・低騒音に貢献します。
メイン展示は、インバータ、モータ、ギアボックスを統合化した「樹脂化e-Axle」。樹脂材料メーカーとして様々な部位への樹脂の適用を提案しているものです。
この真っ黒い「樹脂化e-Axle」は今回の展示の中でもやはり一番目を引くようで多くの方々に興味深そうに見てもらえました。ただのモックアップサンプルではなく、実際に駆動テストを行っていると伝えるとさらに驚かれます。
ステータの樹脂絶縁層成形品は、従来絶縁紙を使用していた箇所に当社の樹脂技術を展開したもので、非常に薄い樹脂層を精度よく成形可能でなおかつ熱伝導率も高い樹脂なので、絶縁のみならず放熱性も向上します。既に多くのお客様に評価開始してもらっており、今後のスタンダードの技術になると期待している製品です。

次世代電動アクスル事業推進プロジェクトチーム 西川敦准

次世代電動アクスル事業推進プロジェクトチーム
西川 敦准

樹脂化e-Axleソリューション

樹脂化e-Axleソリューション

ステータ 樹脂絶縁層

 


「カイダック®」アクリル変性高衝撃塩ビシート材料

アクリル変性高衝撃塩ビシート材料「カイダック®」についてご紹介します。高強度・難燃性を備えており、成形加工性・耐衝撃性・耐薬品性に優れたシート材です。
熱成形(真空・圧空成形)により様々な形状に成形加工できますので多様なデザインに適しています。標準品種28色に加えてその他ご指定色にも対応いたします。
また新たに「カイダック®」ラインナップに“メタル調グレード”3色を規格追加しました。
これまで成形後に塗装することでしか出せなかった金属調の意匠を金属を使用することなく当社独自の配合技術を生かして表現しています。

産業機能性材料営業本部
小林 隆史

産業機能性材料営業本部
小林 隆史

産業機能性材料営業本部 
大村 駿介

産業機能性材料営業本部
大村 駿介

これまで成形後に塗装することでしか出せなかった金属調の意匠を金属を使用することなく当社独自の配合技術を生かして表現しています。
塗装レス(材料着色)にすることにより塗装剥がれの問題がなくなり、環境負荷の低減に繋がります。
今回のインターモールド展ではカイダックの“ツインシート成形“サンプルを展示しました。 ツインシート成形は熱可塑性樹脂シート2枚を同時成形することにより二重(中空)構造とする成形法です。(下図参照) 

製法により表面と裏面の形状・材質・色なども変化させる事ができ、また真空(圧空)成形ではできなかったリブ構造も可能で広面積かつ高剛性な形状品の成形が可能です。カイダックの優れた特性と併せてモビリティ、その他用途展開への可能性が広がります。

*)提供:名古屋樹脂工業株式会社、国内最大サイズ(1.5m×3.0m)のツインシート成形機を保有

パンクチャー衝撃試験

ツインシート成形サンプルの断面図

圧倒的な耐衝撃性を付与

ツインシート成形法


一括封止ソリューション

小型化・高信頼性化、熱マネジメント、プロセス削減に貢献するソリューションについてご紹介します。
電子部品実装モジュールをエポキシ封止樹脂一括封止専用材料により一括封止する事で様々なメリットの提供につなげます。ケースレス、シール性付与、半田接続信頼性向上、熱マネジメント対応、などが挙げられ、対象用途は車載をはじめとした、各種ECU・センサー・パワーモジュール・バッテリーモジュール等に展開致しております。成形方式はトランスファー成形をはじめ様々な成形手法に応じた材料を提供致しております。

情報通信材料営業本部 モビリティー材料営業部栗原 繁之

情報通信材料営業本部 モビリティー材料営業部
栗原 繁之

一括封止 様々な適用例サンプル群

一括封止 様々な適用例サンプル群

バッテリーモジュールの提案

バッテリーモジュールの提案


カタログ『AUTOMOTIVE SOLUTION 2023』を公開しました。

カタログ

インターモールド展で配布しました、自動車関連の製品をまとめたカタログ『AUTOMOTIVE SOLUTION 2023』を公開しています。
PDF形式ですのでPCで見たいという方にお薦め致します。