ご紹介
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住友ベークライトのフェノール樹脂のマザー工場となっている静岡工場はJR東海道本線の西焼津駅と藤枝駅の間に位置しています。藤枝市、焼津市、島田市を含むかつて志太郡と呼ばれた地域は今日でも一般的に「志太地域」と呼ばれています。志太の歴史は、縄文、弥生、古墳時代の遺跡が多く残されており、万葉集の中にも詠まれています。当社では静岡工場の敷地内にビオトープ「憩いの杜」を設置し、2017年4月より一般公開を開始しています。静岡工場へのご訪問の際には、ぜひ足をお運びいただき、当社の取り組む環境保全活動の一端をご覧いただきたくご紹介いたします。 |
住友ベークライトの生物多様性に関する取り組み
住友ベークライトは、事業活動において必要な原材料の調達、水・エネルギーの供給を自然の恵みから受け、一方で廃棄物や化学物質、CO2の排出、廃水などにより直接・間接的に自然環境に影響を与えていることを認識し、生物多様性の保全に取り組んでいます。
本業であるプラスチック製造業では、環境負荷の低減が生物多様性の保全に貢献することが基本であり、省エネによるCO2排出削減、廃棄物削減、化学物質の適正管理など全社的な環境保全に取り組んでいます。
―― 工場の中で日本の原風景である「里山」を感じる「憩いの杜」
憩いの杜:水辺の風景「大池」
「憩いの杜」には、ビオトープを所有している先輩企業様から分けていただいた古代ハスの「大賀ハス」をはじめ、静岡県絶滅危惧種指定の「ミナミメダカ」や、虹色に輝く羽をもつ「ヤマトタマムシ」、青くきれいな「カワセミ」、秋の七草である「オミナエシ」や「フジバカマ」、「ナデシコ」など、昔から志太平野に生息していた多様な動植物が生育・生息できる環境を保全しています。 また、ビオトープ内を流れる水は工場排水を排水処理施設により無害化したものです。
―― 四季折々の見どころがあるビオトープ 夏の注目は!?あの昆虫
ビオトープ「憩いの杜」では水辺の整備に力を入れ、水路のコンクリート化などで市内では見られなくなった地域固有のメダカが、大きな群れで生息しています。また、珍しくなったトノサマガエルなども湿地の水辺で繁殖しています。夏場は特に色鮮やかな植物や昆虫が目につきます。大賀ハスやオミナエシが青空に映え、昆虫ではチョウトンボ、ルリボシカミキリといった見たことのない昆虫にも出会うチャンスです。
夏のビオトープの一番の見どころは「ヤマトタマムシ」です。タマムシの名前は漢字で『玉虫』書きますが、この『玉』には宝石という意味も込められており、別名『吉丁虫』とも呼ばれていました。身体全体に金属的な光沢があり、背中に虹色のような縦縞の美しい外見を持つことから古来より珍重されてきました。タマムシをタンスに入れておくと着物が増えるといったような言い伝えがありと縁起のいい生き物として扱われてきた昆虫です。
夏の静岡工場にお越しの際は是非とも「憩いの杜」へもお立ち寄りください。
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- 2022/05/25 人とくるまのテクノロジー展 2022
本件に関するお問い合わせ
住友ベークライト株式会社 スマートコミュニティ市場開発本部