熱曲げできる耐候成形ハードコートポリカーボネート板のご紹介
今回ご紹介する製品は、高いレベルでの耐傷性・成形性を備え、優れた耐候性を持つ『耐候成形ハードコート』ポリカーボネート樹脂板です。ポリカーボネート板は傷がつきやすいため、表面にハードコート処理を施します。しかし、一般的なハードコートは基材への追従性が無く、成形時にクラック等の不具合が発生する為、熱成形には不向きでした。
『耐候成形ハードコート』は、耐摩耗評価において一般ポリカーボネートの約4倍(※)傷がつきにくい一方、40mmR程度までの熱曲げが可能です。熱成形するだけでハードコートされた成形品を得ることができ工程短縮、コストダウンに貢献できると考えています。また、『耐候成形ハードコート』は、表層が耐候処方ポリカーボネートシート層である耐候多層押出シート上に施されており、二重の耐候構造となっていることから、長期間使用しても黄変しにくい非常に優れた屋外耐久性を備えた製品となっております。
二輪車風防に採用が広がっており、今後もモビリティ分野・産業機器分野等、幅広く展開を目指してまいります。※自社調べ(テーバー摩耗試験)
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<用途例>
<過去配信内容>
第1弾 抗ウィルスPET
第2弾 絶縁用難燃ポリカ
第3弾 カイダックメタル調