概日リズムは代謝や糖鎖構造など多様な生理機能を調節していますが、その動態や疾患との関連はまだ十分に解明されていません。今回はJournal of Proteome Researchに発表された論文「Time-of-Day Differences in the Plasma N-Glycome of Normal and Obese Mice and the Effects of Dapagliflozin Administered in the Morning or at Night」 をご紹介します。
本研究では、弊社 製品であるBlotGlyco™(Glycoblotting法)を用いて、正常および肥満マウスの血漿N-グリカンの日内変動を詳細に解析しました。さらに、糖尿病治療薬ダパグリフロジンの投与による影響も評価しました。その結果として、N-グリカンは時間依存的に変動し、ダパグリフロジン投与により肥満マウスの血漿N-グリカンプロファイルが正常に近づくことを示しました。
採取時間が糖鎖解析に与える影響も明らかとなり、サンプル採取のタイミングの重要性が示唆されています。この研究は糖鎖動態の理解を深めるとともに、糖尿病治療薬の作用機序解析やバイオマーカー探索に有用な知見を提供しています。