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間葉系幹細胞(MSCs)は多分化能や免疫調節機能を持ち、再生医療や炎症疾患治療に有望ですが、同種MSCは希少、自家MSCは採取が侵襲的で長期培養による幹細胞性低下が課題です。
今回はStem Cell Research & Therapyに発表された論文Chemical direct conversion of human fibroblasts to mesenchymal stem cells that can alleviate inflammation in vivoをご紹介します。本研究では、ヒト真皮線維芽細胞をTGF-β受容体阻害剤、ATM阻害剤、ROCK阻害剤の組み合わせで直接MSC様細胞(cdMSCs)に化学的再プログラミングしました。cdMSCsはMSCマーカー発現と多分化能を示し、炎症モデルで移植により組織修復と炎症軽減を促進しました。
RNA-seqやDNAメチル化解析によりエピゲノム再プログラミングも示され、cdMSC由来エクソソームは抗炎症型マクロファージの誘導に寄与。エクソソーム調製にはPROTEOSAVE™が用いられ、タンパク質損失を抑制しました。本手法はMSCの供給制約を解決する新戦略となる可能性があります。 |