住友ベークライト S-バイオ事業部からのお知らせです。
オンチップポンプ型多臓器MPSデバイス「バイオステラ™ プレート」を用いた腸肝共培養システムは、薬剤の吸収および代謝評価における生体再現性の向上を目指す先進的な医薬品評価プラットフォームです。今回ご紹介するアプリケーションでは、ヒトiPS細胞由来腸管上皮細胞とヒト化肝臓キメラマウス由来肝細胞を用いて腸肝共培養を行い、薬剤「(S)-(+)-Clopidogrel Sulfate」の吸収および代謝の経時的変化を評価しました。 その結果、薬剤の吸収、肝細胞での代謝、代謝物の生成が段階的に観察され、この腸肝共培養システムは単独培養系と比較して生体内に近い挙動をより正確に反映することが示唆されました。バイオステラ™ プレートは流路内のスターラーバーによる均一な攪拌を可能にすることや、薬剤吸着の少ない材質設計により、評価精度の向上を可能にします。本システムは、動物実験代替法としてのin vitroモデルの可能性を広げ、創薬支援ツールとしての活用が期待されています。今後さらなる最適化とヒト臨床データとの比較を進めることで、より汎用性の高い評価系の確立を目指します。
サンプルのご用命は 以下からご登録ください。
S-BIOに関するニュースをお届けします。
SUMILON®コンパニオンプレート新発売記念お試しキャンペーン実施中!
8月から「SUMILON® コンパニオンプレート」の新発売記念としてお試し50%OFFキャンペーンを実施しております。 本製品はウェル側面の段差構造により、各メーカーから販売されている6種類のインサートを装着可能です。また従来、培地交換をする際、インサートを持ち上げたり、インサートの隙間からピペットチップの先端を差し込んだりするなど、操作性が煩雑でした。 本製品は各ウェルの隣に培地交換ポートを設けており、迅速、簡便に培地交換を行うことが出来ます。 お求めやすいこの機会にSUMILON®コンパニオンプレートをお試しください。
第4回CSAHi MPSハンズオンセミナーに出展報告
8月22日(金)に住友ファーマ(株)総合研究所で開催された 第4回CSAHi-MPSハンズオンセミナーにて、オンチップポンプ型 多臓器MPSデバイス「バイオステラ™ プレート」を中心に製品紹介プレゼン及びハンズオンを実施いたしました。 ハンズオン後の総合討論では創薬、食品、化粧品などの幅広い分野での応用の可能性について、セミナー参加者と出展企業も交えた活発な議論が繰り広げられ、FDA近代化法に端を発した動物実験代替法としてのMPSへの関心の高まりを肌で感じることが出来ました。
日本薬物動態学会第40回年会に出展します
当社は日本薬物動態学会第40回年会(10/20-23、京都市勧業館「みやこめっせ」)にてブース展示を行います。今年の大会テーマは「創薬・医療の未来を拓く革新の交差点」です。当社ブースでは薬物動態研究をサポートするオンチップポンプ型多臓器MPSデバイス「バイオステラ™ プレート」やタンパク質低吸着容器「プロテオセーブ®」を中心に展示を行います。ぜひお繰り合わせの上、お越しください。
☆ONE POINT S-BIO☆
SUMILON®セルスクレーパーは細胞回収がしやすいT字型の構造を採用しています。適度なしなやかさを持つハンドルとブレード部が可動しますので、フラスコの隅々まで届き無理なく細胞回収が行えます。また、Sタイプは24wellプレートなど培養面積の小さいプレートでも使用可能です。
S-バイオ事業部マーケティング・営業部の早坂です。今年の夏は「10年に一度の猛暑」と予測されていた通り、記録的な暑さが続きました。9月に入っても気温が高く、例年のような涼しさを感じる日が少ない状況です。この長引く暑さは、体調管理や食生活にも影響を及ぼしているのではないでしょうか。 猛暑の影響は自然界にも広がっています。野菜や卵などの価格が上昇し、生活にネガティブなイメージをもたらす一方で、秋の風物詩であるサンマについては朗報が聞こえてきております。今年のサンマ漁は、例年よりも豊漁といわれており、その背景には、猛暑による海水温の上昇がプランクトンの増加を促し、サンマのエサが豊富になったことが関係しているようです。自然の変化が意外なかたちで私たちの食卓に影響を与えるのは興味深いですね。 まだまだ暑さが続くことが予想されますが、季節の味覚を楽しみながら、暑さによる体力の回復とストレスを緩和していきたいものです。 今年は旬のサンマを味わいながら、秋を迎える準備をしてみてはいかがでしょうか。
発行: 住友ベークライト株式会社 S-バイオ事業部 〒140-0002 東京都品川区 東品川二丁目5番8号 お問い合わせ先: S-バイオ事業部製品へのお問い合わせ | 住友ベークライト株式会社 (sumibe.co.jp)