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エム・ティ【青果物のフレッシュ流通加工】

ご紹介

今月ご紹介する株式会社エム・ティ様は青果物を専門とする流通事業者です。

中部圏の青果物の拠点である名古屋市場や各産地から届く新鮮な青果物の鮮度を保ったままお客様のニーズに合わせ加工し、出荷しています。

P-プラスは長い間採用し続けていただいており、出荷先のお客様やその先の消費者の方にも「このマークがついていれば安心だ」と認知していただいています。



青果物の鮮度を保ちながらニーズに合わせて加工・出荷

株式会社エム・ティは昭和32年に創業した青果物専門の流通事業者です。中部地方における食の分荷拠点である名古屋市場や各生産地から届く農産物の鮮度を保ちながら素早く加工。量販店や生協のニーズに合わせて小分けにしたり、パック詰めしたりして出荷します。基本的には入荷した青果物はその日のうちに検品・加工して出荷。作業は真夜中からスタートするケースもあるといいます。

何よりも安全・安心を担保する作業体制の確保に努め、独自のピッキングシステムや品質管理体制を構築。すべてを自動化するのではなく、確かな目を持つ熟練のスタッフがひとつひとつの野菜を小分けにしたり、カットをしたうえでパック詰めをしていきます。さらに厳重に青果物の状態をチェックしたうえで不適合品をはじき出していくという念の入れよう。パック詰めされた青果物はデジタルピッキング装置を備えた集品ラインに集約され、スピーディかつ間違えのないように出荷されていきます。

「販売先である流通事業者様の人員削減により、バックヤード業務が負担になっているという現状を捉え、その業務を代行することで、多くのお客様からの支持を集めるまでに至っています」というのは株式会社エム・ティの近藤サブマネージャー。同社のように中間加工を請け負う企業にとって最も重要な使命は、いかに鮮度を落とさずに、お客様が求めるカタチに加工して出荷をするということなのだとか。そのため長年に渡り、加工場の環境改善や作業の効率化など、青果物の鮮度を保つための工夫を重ねてきたのだといいます。


長い間P-プラスを使い続けて

そんな株式会社エム・ティがP-プラスを採用したのは2002年のこと。青果物の鮮度保持の追求を命題とする同社が、作業環境に加え、包装材が持つ機能が鮮度保持に有効であることを知り、住友ベークライトに問い合わせをしたのだといいます。

「私は採用当時に直接担当はしていなかったのですが、当初はほぼ共同開発のようなスタイルで、何度も何度も試験を繰り返しながら、私たちにとって最適な仕様の袋を作っていったと聞いています」

当時、市場に存在していたOPP袋の密封包装や天開き袋など、他の青果物用包装袋とは明らかに鮮度保持効果に差があったためにP-プラスを採用。以来、長きに渡り、多品種の生産物それぞれにカスタマイズされたP-プラスを採用し続けてきたといいます。

「私が入社した時にはすでにP-プラスを使用していましたし、今ではもう当たり前のように使用しています。P-プラスがなくなるということは想像できません」

もちろん、常に品質や作業効率の改善に取り組む同社に対して、P-プラス以外の鮮度保持フィルムの提案が行われることもあるといいます。

「しかし、結局はすべてP-プラスが基準になってしまって、これ以上の効果が期待できるものは現状、出てきてはいません。“P-プラスよりは劣りますが価格は安いです”という話を聞いても、私たちが最優先するのはあくまで青果物の鮮度ですからね。なかなか検討するまでに至っておりません」


P-プラスが流通過程の信頼度をアップさせる

P-プラスの効果は、明らかにお客様が実感しやすいもの。直接のお客様である流通の担当者はもちろん、ご家庭における保存中にも鮮度が保持できていると、消費者から喜びの言葉も届いているといいます。

また、ご依頼主である生協様の学習会等でP-プラスの効果等についてしっかりご紹介を頂いています。このマークの付いた袋に入っている青果物なら大丈夫というイメージが定着することで、さらに流通業者、そして株式会社エム・ティの信頼もアップしていると実感。

「もちろん、弊社の出荷物が完ぺきということはなく、包装時に荷痛み品は取り除いておりますが、それでもお客様からお叱りをいただくこともあります。こういったクレームをゼロに近づけるためには、さらなる鮮度保持技術が必要と考えています。そのためには、現行のP-プラスだけではなく、住友ベークライトが開発中の結露防止フィルムや防カビフィルムに大いに期待しているところです」

例えば、冷蔵庫の野菜室の機能性がアップするなど、一般消費者にも野菜の鮮度保持に対する意識が高まっていると近藤さんは指摘。「食材を無駄なく使いきるという考えが世の中に浸透する中で、さらにP-プラスへの期待が高まってくると感じています」

P-プラスの技術力が青果物の流通過程におけるいくつかのハードルを排除。鮮度が良く美味しい野菜や果物を、誰もが無駄なく楽しめるような時代を作っていく一助となればと思います。

お客様の情報

株式会社エム・ティ 農産セットセンター

    〒496-0015
    愛知県津島市高台寺町字新開1-6
    TEL: 0567(32)3022

株式会社エム・ティは徹底した管理体制に基づいた青果物のフレッシュ流通加工の会社です。当社では関連法令遵守のもと、品質マネジメントシステムの運用をすることによって、安全安心を前提とした改善改革を行ない、迅速な物流、適正な加工、品質管理の強化を実施し、顧客満足の向上を目指しています。