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2014年1月のP-プラス青果物
JA津軽みらい【サンふじ】

JA津軽みらい【サンふじ】

12月から1月にかけて、リンゴが最も美味しいシーズンです。日本列島はまるで、「サンふじ」の甘い香りに包まれているかのようです。日本生まれの品種「ふじ」は、いまや世界で最も美味しく、最も栽培量の多いリンゴとなっています。

アメリカを始めオセアニア、南ヨーロッパへ拡大された「ふじ」は、小売店頭では「FUJI」の名称で売られています。中国でも最も面積のある品種がこの「ふじ」。ほとんどが有袋栽培されて色を回すため「紅富士」として、生産・流通しているほどです。

しかし、同じ「ふじ」といっても、“本家”である日本の「サンふじ」の、着色、大きさ、香りと甘さはどの国にも真似ができません。肥培管理から剪定法、さらにシルバーマルチを敷いたり葉を取ったりして万遍なく日光を当てるなどの、独特の栽培法は、日本のリンゴ農家の栽培技術の粋を集めており、世界最強です。日本の消費者は、なんと幸せな国に生まれたのでしょうか。

ふじの発祥の地、青森県は日本でも生産量ナンバーワンを誇るリンゴ県です。その青森県の最大のリンゴ農協であるJA津軽みらいは、この最も美味しいシーズンのサンふじ販売に細心の注意を払っています。この時期にしか味わえないサンふじの食味を、いかに、穫りたての状態をそのままに、いかに長期間にわたって楽しんでもらうかに産地としての責任と誇りを持って取り組んでいるのです。

そこでJA津軽みらいでは、年末・年始の贈答用はもちろん、通販で注文された方には、家庭で食味鮮度保持してもらえるよう、化粧包装箱の中に家庭用MAフィルム(P-プラス・ジッパー袋)を同梱して発送しています。もちろん、この試みは全国初のもの。産地JAとリンゴ農家の、美味しいリンゴを鮮度そのままに…という思い入れの産物です。