Sumitomo Bakelite
Co., Ltd.
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製品開発にストレートに貢献する先端評価技術を研鑽する

コーポレート研究(高度評価解析)

2014年入社
工学研究科 応用化学専攻修了

PROFILE

入社後、宇都宮工場内の研究所に配属され、高耐熱封止材の開発に従事しました。2015年からは神戸事業所内の研究所に異動し、X線を用いた評価技術開発に取り組んでいます。

入社を決めたきっかけ

学生時代の研究対象は、ポリマーを用いた有機半導体材料です。一般的には絶縁体と考えられるポリマー材料でも分子設計によって導電性を付与できるように、材料に機能を付加する研究に面白さを感じていました。プラスチックのパイオニアである住友ベークライトを志望したのは自然な流れですが、当社は幅広い分野に材料製品を展開しており、樹脂に様々な機能を付与する技術を豊富に有しているのではないかと感じたことが決め手になりました。

現在の仕事内容

X線を用いた評価技術の確立に取り組んでいます。開発中の製品には評価試験に3か月といった長期間を要するものや、開発段階で不良が発生してしまう材料が存在します。そこで、独自に開発したX線評価による解析で、評価初期の結果から3か月後の結果を予測したり、不良の発生メカニズムを解明し開発の促進化を図ったりしています。また社内検討作業だけでなく、外部機関の大型放射光施設を積極活用し、最先端のX線評価技術開発も進めています。

仕事のやりがいについて

自分たちが開発したX線による評価技術を、他部署や他グループに活用してもらい、成果が出たと聞いた時にやりがいを感じます。製品の直接的な開発ではありませんが、より良い製品を生み出すために必要な技術として認められたことに嬉しさを感じます。X線は奥が深く専門的な知識も必要ですが、取得したい技術情報を得るための手段を検討し、それが上手くいった時は充実感があります。また同時に、もっと勉強したいという意欲も湧いてきます。

あなたの「想い」に
火がついた瞬間

以前、研究成果を学会誌へ論文投稿し、多くの方々に技術アピールできた際は達成感がありました。学会で発表する機会は多く、社内に留まらず外部へ広報することも大切な仕事です。学生時代は主に研究室の先生が執筆し、共著として名前は書かれるものの、実際の執筆は行っていませんでした。入社後は逆に、学会発表用の論文執筆の機会がふんだんにあります。上司から助言をもらいながらも、自分で執筆した初めての論文は強く印象に残っています。

今後の目標や夢

開発中の技術をもっと使えるものにしていきたいですね。技術は活用してこそ価値が上がると思っているので、できただけで満足せずに評価材料に応じた改良を行い、製品開発現場に貢献したいのです。また、個人的には「困った時に頼りにされる技術者」を目指しています。頼られるには、技術者としての知見や考えを広く認めてもらわなければなりません。そのためには、経験を積み、多くの人とコミュニケーションを取る必要があると考えています。

住友ベークライトは
こんな人におすすめ

若手のころから重要な仕事を任せられることが多く、それだけでもやりがいを感じることができると思います。一方で、任される仕事だけで満足していたらもったいない風土です。「こんな研究開発に挑んでみたい」、「こんな材料はつくれないだろうか」といった想いなど、自発的にやりたいことを提案する姿勢が高く評価され、実際に行動に移せる会社でもあるからです。積極的に行動や発言ができる人は、心から仕事を楽しめると思います。

ある1日の
仕事の流れ

朝
  1. 08:40出社、業務内容・メールのチェック
  2. 08:55ラジオ体操、朝会
  3. 09:10実験準備、評価用サンプル作製
昼
  1. 12:00昼食
  2. 13:00サンプル作製の続き
  3. 14:00サンプル測定
  4. 15:00協業先との打ち合わせ
夜
  1. 17:00測定データの整理、資料作
  2. 18:00退社
  3.  

オフィスの雰囲気

私の所属する神戸事業所は住友ベークライトの他の工場より規模は小さいのですが、その規模感をまったく感じさせない関西特有のパワーが溢れる職場です。部署間の垣根を越えて仕事の相談をしたり、上司とも気兼ねなくコミュニケーションを取ったりすることができる、とても明るい雰囲気です。若手も多く在籍しており、活気に満ちています。

休日の過ごし方

社会人になり、ミラーレス一眼カメラを購入しました。一眼レフまでの高性能ではありませんがコンパクトで持ち運びがしやすく、ちょっとした外出時でも携帯して写真撮影を楽しんでいます。より美しい構図になるよう右に左に角度を変えたり、背景をぼかしてみたりと、同じ景色でも違う写真が撮れるのが面白いです。まだまだカメラの性能に助けられている状態ですが、キレのよいシャッター音につられ何枚も撮影してしまいます。