自動車のエンジン関連部品である、イグニッションコイルの絶縁用注型材の開発を行っています。イグニッションコイルとは、エンジンの点火プラグに高圧電流を供給するための変圧器、もし不良となればガソリンを着火できなってしまうため、高い信頼性が要求されます。
 現在、絶縁性、信頼性に優れた低コストの材料、また顧客生産コストを低減できる新規生産システムの開発を進めています。また、自動車業界のグローバル化に対応するため、ワールドワイドでの自社生産を図っており、シェア拡大を狙っています。

 顧客の要求特性にマッチした材料を作製するため、さまざまな原材料(少量添加剤を含めた)を組み合わせて設計しています。その中で、レベルアップが必要な特性、トレードオフとなる特性を技術的に如何にクリアするか、というところにワクワクします。
 一方、顧客のスケジュールに間に合うように、開発を進めないといけません。例えば、数カ月かかる顧客評価でNGが出ると、材料処方を早急に練り直す必要が出てきて大変苦労します。

 推論で物事を語らない、研究者である以上、データや理論的背景に基づいて語るべき、と考えています。「だろう」で組み立てた道筋では失敗します。顧客に対しては、確実で正確な情報入手を心がけています。また社内では、個人的意見の押し付けとならないよう、過去のデータを引き合いにアドバイスしています。

 まずは、今取り組んでいる開発案件を成功させることです。その後は、研究以外のさまざまな部門で会社に貢献したいと考えています。これまで研究一筋のため、偏った見方になっていると感じており、会社に貢献という意味で、多角的な視点に立てる人材でありたいです。

 俯瞰的な見方を心がけています。顧客との打ち合わせだけでなく、営業、製造、品保など社内でも、自社(研究)の意見を押し通すのではなく、相手の立場で考え、客観的に物事を判断するように意識しています。

就職活動でお会いした先輩方から、職場の雰囲気が良いと聞き、大学での高分子合成のスキル、知識が生かせると感じて入社しました。
仕事はきっちり、ミーティングは和気あいあい。今のグループには関西人はいないけども、明るく、冗談言いながら仕事を進めています。
会社内は良い雰囲気ですし、どのような方でもお勧めです。研究という立場からいえば、自分の持っている強みが生かせる会社どうかを判断して、住友ベークライトに入社してくれることを期待します。