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糖鎖関連製品 抗体糖鎖分析キットEZGlyco® mAb-N Kit with 2-AB

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製品紹介

抗体産生細胞の培養上清から抗体由来糖鎖を調製するには多くの時間を要し、その作業も煩雑です。その煩雑さに対するS-BIOのソリューションがEZGlyco® mAb-N Kit with 2-ABです。
本キットでは、抗体精製から糖鎖標識までを1チューブで行うことができ、迅速かつ簡便な標識糖鎖の調製が可能です。キットには、糖鎖遊離酵素、糖鎖蛍光ラベル試薬も同梱されています。また標識反応には劇物シアン化合物を含みませんので、取扱いにも優れたキットです。

仕様変更のお知らせ(2018年2月販売分より)

糖鎖回収率の改善を目的としてキット内容物と操作の一部を変更しました。
キット付属の操作プロトコルをよくご確認の上、お使い頂きますようお願い致します。

  • 変更内容

① Glycan Release Enhancer (試薬#4) の組成を変更
② Diluting Buffer (試薬#5B) を追加
③ 操作手順を一部変更

ご不明点などございましたら、ページ末尾のお問合せ先までご連絡下さい。

特長

培養液からの抗体精製工程を含め、2.5時間で糖鎖サンプル調製が完了

従来は2日以上かかっていた作業が大幅に短縮されます。

既存の蛍光ラベルを使用

HPLC, LC-MSによる糖鎖分析に広く用いられている2-ABラベル化を使用します。 ラベル変更にともなう検討は不要です。

蛍光ラベル化工程では非毒性の還元剤を使用

従来、糖鎖の蛍光ラベル化には毒性のある還元剤シアノ水素化ホウ素ナトリウムが使用されていましたが、本キットでは非毒性の還元剤を採用、安全性が高まっています。

必要な試薬類をキットに同梱

糖鎖遊離酵素(PNGase F)、蛍光ラベル化試薬など必要な試薬はキットに含まれています。 別途、アセトニトリル、酢酸、DMSOをご用意頂くだけで操作が可能です。

全自動化が可能

専用設計の全自動装置により24サンプルの同時処理が可能です。詳細はお問い合せ下さい。

装置の紹介ムービーを掲載しております。

用途

創薬研究・バイオ研究

糖鎖解析

  • ・抗体医薬品の糖鎖修飾解析:研究開発、品質管理、プロセスモニタリング
  • ・血液中のIgGの糖鎖解析研究

使用方法

EZGlycoキット Step-by-Stepプロトコル

仕様・価格

品番 品名 内容物 参考価格(円)
BS-X4410 EZGlyco® mAb-N Kit with 2-AB 抗体捕捉カラム
捕捉溶液
洗浄溶液
PNGase F 溶液
PNGase F 促進溶液
2-Aminobenzamide
還元剤(非毒物)
過剰試薬除去カラム
操作プロトコル
98,000

注記

  • 保管温度:冷蔵(4℃)
  • 参考価格(税別)

実験例

新製品 EZGlyco® のコンセプト

EZGlyco®のコンセプト

従来法との性能比較