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PTEGとは

十分な栄養補給のために
~ PTEG(ピーテグ)を用いた方法~

病気のためにご自分の口から十分に栄養を摂れないと、栄養失調となり、少しずつ衰弱し、体力がなくなっていきます。体力がなくなると、抵抗力が弱くなり病気にかかりやすくなったり、重症化しやすくなったりします。
しかし、口から十分に栄養を摂れない患者さんでも、他の方法で栄養を補給することによって、抵抗力や体力がついて元気さを取り戻すことができます。
この方法として、 以下の4つが主に選択されます。

監修 東邦大学医療センター大森病院 鷲澤 尚宏先生

Q&A

Q1.PTEG(ピーテグ)ってなんですか?

A.

首から食道に小さな穴(ろう孔)を開けて、その穴にチューブを通して、チューブの先端を胃、あるいは腸まで届かせて栄養を補給します。
新しい「口」の誕生です。

Q2.静脈栄養(点滴)との違いはありますか?

A.

厳密な清潔操作が不要なため、在宅での管理が容易です。
また、長期に亘る栄養補給ができます。

Q3.経鼻胃管(鼻からのチューブ)との違いはありますか?

A.

顔や喉にチューブがないので、不快感や違和感が少なくてすみます。
また、口から食べる練習が困難でなくなります。

Q4.胃ろうとの違いはありますか?

A.

胃を切除し、胃ろうの造設ができない患者さんでも造設が容易です。

Q5.どういう時に造るんですか?

A.

1. 食べ物をうまく飲み込めない
2. むせてしまう
3. 肺炎を繰り返してしまう
4. 食欲がない
5. 長期間口から食べられない

等の症状がある患者さんに造ります。

Q6.どうやって造るんですか?

A.

エックス線装置とエコー装置を用いて20分程度で造ります。
もちろん、局所麻酔をしてから造ります。

Q7.どんな患者さんでも造れますか?

A.

出血が止まりにくい状態、高熱や重症な感染症がある場合、栄養状態が極めて悪い場合は病状の改善を図ってから造ります。

Q8.見た目はどうですか?

A.

PTEG(ピーテグ)は経鼻胃管(鼻から入れるチューブ)のように顔にチューブがありません。

Q9.不快感(痛み)はありますか?

A.

患者さんにとって、不快感や痛み、煩わしさはありません。

Q10.口から食事を食べられますか?

A.

食べられます。PTEG(ピーテグ)を造っても、食事を禁止されることはありません。

Q11.在宅での介護はできますか?

A.

できます。
経鼻胃管や静脈栄養と比較して、介護者の負担を少なくすることができます。

Q12.局所のケアはどうすればいいのですか?

A.

ろう孔周辺を清潔に保ち、自然乾燥させてください。
消毒は必要ありません。
ろう孔は2週間程度で安定し、傷の状態ではなくなります。

Q13.お風呂には入れますか?

A.

入れます。
シャワーだけでなく、湯船につかることもできます。
チューブ付近の皮膚を清潔に保つことも大切ですので、綺麗に洗ってあげましょう。

Q14.安静にしていなければなりませんか?

A.

運動が制限されることはありません。
積極的に、リハビリテーションを進めましょう。

Q15.チューブの交換は必要ですか?

A.

必要です。
定期的に交換する必要があります。麻酔なしで、外来で交換することができます。医師にご相談ください。

Q16.不要になったらもとに戻せますか?

A.

戻せます。
口から十分に栄養が取れるようになったら、チューブを抜くことも可能です。開けた穴はチューブを抜くと閉じてしまい、数週間で目立たなくなります。

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