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食品の鮮度を保ち、フードロス削減・流通革命を起こす『P-プラス®』

食品の鮮度を保ち、フードロス削減・流通革命を起こすP-プラス

住友ベークライトのSDGs貢献製品は、人々の健康にかかわるもの、気候変動への対策となるものなど、さまざまな分野・機能にわたっています。
SDGs貢献製品の代表的事例として、フードロス削減や地方農業の活性化に貢献する鮮度保持フィルム『P-プラス®』をご紹介します。

青果物を“冬眠状態”にして鮮度を保つフィルム

鮮度保持フィルム『P-プラス®』は、青果物を“冬眠状態”(呼吸が低くなる平衡状態)にして、品質低下のスピードを遅らせ鮮度を長持ちさせることで、流通範囲拡大や商品の付加価値向上を実現する製品です。

『P- プラス®』は日本各地の特色ある青果物の出荷に活用されています。輸送に時間がかかる遠方・海外へもおいしく新鮮なままの青果物を届けられるため、海外への輸出拡大を図る生産者にも好評です。近年、コンビニエンスストアやスーパーマーケットで人気のカット野菜の包装にも『P-プラス®』は使われており、カット野菜の普及・手軽な野菜摂取の促進など、社会に大きな影響を与えています。さらに、『P-プラス®』を使うことで、流通の際の梱包材を発泡スチロール容器からダンボール箱に変えられるなど、ごみ問題の解決にも貢献します。また、鮮度保持期間延長によってフードロスの発生も抑えることができます。

貢献するSDGs目標
P-プラスの仕組み

『P-プラス®』活用事例

SDGs 2 飢餓をゼロに

2の目標は、「飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する」です。今も、極度の貧困と栄養不良は多くの国の発展を妨げる大きな障害となっています。持続可能な農業の推進、農業生産性の改善により、あらゆる形態の飢餓に終止符を打つことを目指します。

SDGs 12 つくる責任 つかう責任

12の目標は、「持続可能な消費と生産のパターンを確保する」です。具体的には、天然資源の持続可能な管理および効率的な利用の達成、フードロス(食品ロス)の減少、化学物質や廃棄物の大気・水・土壌への放出削減、廃棄物の発生防止や再生利用の促進などが挙げられています。

【事例】そば処一力屋

機能:結露防止フィルムによる食品の鮮度劣化防止

使用食品:生蕎麦

そば処一力屋では、『P-プラス®』から誕生した「結露防止」機能を持った鮮度保持フィルムを採用いただいています。従来の防曇フィルムで密閉すると、食品自体の水分でフィルムの表面に結露を発生させてしまい、鮮度悪化の要因になっていました。防曇性と水蒸気透過性を持たせた「結露防止フィルム」を使用することで、袋内に発生する結露が抑制され、食品の鮮度が保持させるようになります。これにより、生麺であれば1日経っても風味を損なわずおいしく食べられ、前日の作り置きが可能となりました。

日持ち性-1日延長

  • これまでは生産した当日に食べきらなければならず、翌日販売はできなかったが、日持ちが1日延びたことで作り置きが可能となった

Voice
そば処一力屋 2代目店主 小椋雅人様

蕎麦屋が最も忙しくなる大晦日。年越し蕎麦を食べるため多くのお客さまが店を訪れますが、同時に、ゆっくりと自宅でおいしい年越し蕎麦を食べたいというお持ち帰り需要も少なくありません。しかし、生の蕎麦は鮮度の保持が難しく、味を保ったまま持ち帰っていただくのは困難でした。そんなときに知ったのが結露防止機能を持ったフィルムでした。サンプルで試してみたところ、生麺を袋に入れて涼しい場所に置いておけば結露も乾燥もせず、一晩経っても劣化しませんでした。おかげで、忙しい大晦日に蕎麦づくりと生麺販売を両立することができました。

SDGs 2 飢餓をゼロに

2の目標は、「飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する」です。今も、極度の貧困と栄養不良は多くの国の発展を妨げる大きな障害となっています。持続可能な農業の推進、農業生産性の改善により、あらゆる形態の飢餓に終止符を打つことを目指します。

SDGs 9 産業と技術革新の基盤をつくろう

9の目標は、「強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可 能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図 る」です。持続可能な産業を促進し、資源の利用効率 向上やクリーン技術・環境に配慮した技術・産業プロセ スの導入を通じて、社会の持続可能性を向上させます。

【事例】山梨県(JAフルーツ山梨、JAふえふき、JA南アルプス市)、長野県(JAながの、JA中野市)

機能:高需要期まで鮮度を維持して貯蔵

使用食品:シャインマスカット

シャインマスカットは華やかな⾊合いと豊かな味わいから、クリスマス商 材や年末年始の贈答⽤として注⽬が集まりました。また、台湾や⾹港を 中⼼とした海外においても評価が⾼まり、引き合いも急増しました。しか し、貯蔵用シャインマスカットの収穫は9⽉末から10⽉末で、年末商戦時 期までの約2カ月半、貯蔵をする必要がありました。冷蔵庫に寝かせている だけでは、軸の変⾊、粒の脱粒やしぼみが発⽣していました。そこでシャ インマスカットを『P-プラス®』に⼊れてから冷蔵庫で貯蔵する⽅法を開 発。これにより、美しくおいしい状態で出荷できる期間が延び、海外も含 め出荷可能なエリアも拡⼤しました。

販売期間の延長-12月・1月まで販売可能日持ち性

  • 10月に収穫したシャインマスカットを2カ月以上貯蔵できる

Voice
山梨県(JAフルーツ山梨、JAふえふき、JA南アルプス市)様
長野県(JAながの、JA中野市)様

シャインマスカットという特別なぶどうの誕⽣は、産地が活気づくきっかけ になりました。年末商戦や海外輸出などの好機をうまく生かし、全国区のブ ランドに育てていくことで、地域の農業活性化につなげていきたいと考え ています。そのために、ますます『P-プラス®』には期待しています。

第6回「食品産業もったいない大賞」審査委員会長賞受賞


  • 細田衛士審査委員長より表彰状を授与されるフィルム・シート営業本部長 田中 厚(写真左)

2019年1月、住友ベークライトは「青果物包装のトータルーディネート・トータルソリューションによる食品ロスの削減」で、第6回「食品産業もったいない大賞」審査委員会長賞を受賞しました。
『P-プラス®』の青果物の鮮度を保持する機能だけでなく、開発にあたって生産者や食品メーカー等の販売先、青果物流通過程にある企業(市場、仲卸、量販店等)やその他関連企業(種苗メーカー、包装機メーカー、研究機関等)とも協力し、鮮度保持や流通における問題点の総合的な把握、また、結露防止や防カビなどの機能をも付与したフィルムを開発していること等、総合的な問題解決に取り組んだことが、評価されての受賞です。

「食品産業もったいない大賞」
食品産業の持続可能な発展に向け「省エネルギー・CO2削減」「廃棄物 の削減・再生利用」「教育・普及」等の観点から、顕著な実績をあげてい る食品関連事業者と、取り組みを促進・支援している企業・団体および 個人を広く発掘し、その取り組み内容を表彰し、広く周知することによ り食品産業全体での地球温暖化防止・省エネルギー対策および食品ロ ス削減等を促進することを目的としている。農林水産省補助事業。

当社のホームページでは「今月のP-プラス青果物」として、毎月、青果物のトピックスを紹介しています。

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