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第 40 回 日化協 安全優秀賞受賞

労使一体となって「安全第一」事業風土を目指す

住友べークライトでは持続可能な事業活動のためには、根幹となる労働安全衛生、保安防災、環境保全の取り組みが不可欠との考え、労使が一体となって活動に取り組んでいます。

当社宇都宮工場では2007年の7月以降、400万時間無災害を達成し現在も継続中です。今回この活動と実績が評価され第40回日化協安全表彰において安全優秀賞を受賞いたしました。


■第40回安全表彰「安全優秀賞」を受賞

一般社団法人日本化学工業協会(以下、日化協)安全表彰は、化学業界における自主的な保安・安全衛生の推進の一環として、優れた安全活動を実施し業界の規範となる事業所を毎年表彰するものです。

当社宇都宮工場は無災害記録が日化協安全表彰基準(5年間)を超え、2015年12月末で7.5年(465.8万時間)に到達、継続していること、全社員が一体となって安全活動を推進していることなどが評価され、第40回安全表彰にて「安全優秀賞」を受賞しました。

当社、宇都宮事業所(工場および関連会社)では、現在無災害記録が日化協安全表彰基準(5年)を超え、2014年には無災害400万時間を達成し、現在も継続しています。4月には表彰会議の3名が来社され現地審査が行われました。

その結果、安全優秀賞の受賞が決まり5月26日(木)日化協総会で表彰を受けました。


審査講評:受賞の理由

  • ○ 活動の多彩さ、事業所長の「率先垂範」の実践が評価された。
  • ○ 安全道場・安全意識向上活動 相互パトロール、危険体感器で高い評価を得た。
  • ○ 研究部門が工場と一体的な安全活動は、他社比較で特長と捉られた。

「なぜゼロ災害が継続できているのか?」日化協安全シンポジウムでの講演より

■栄えある受賞を励みに

執行役員 宇都宮工場長 倉知 圭介

2016年5月、住友ベークライト宇都宮工場の全従業員と、これまで安全衛生活動ゼロ災害継続に携わった人たちを代表し、日化協より安全優秀賞を頂きました。そして6月には今回受賞した5つの事業所の工場長・事業所長が集まり、日化協安全シンポジウムで自社の取り組みについて発表し、その後パネルディスカッションが行われました。

当社ではこの発表に向けて「なぜゼロ災害が継続できているのか?」を分析しましたのでご紹介いたします。


■様々な活動を通じて醸成してきた安全風土

当社は2006年に発生した重篤災害を契機に社内安全基準を制定し、RA(リスクアセスメント)を導入、OHSASの認証取得などの活動を進めました。宇都宮工場がゼロ災となったのはOHSASの認証を取得しRAも軌道に乗った2008年からです。また同時期に静岡工場から学んだ安全道場の展開を進め、トップの率先垂範のもとで労使一体となり、従業員一人ひとりの安全意識の向上が芽生えてきました。さらにSBPS活動やCS活動を推進することにより安全風土の醸成つながったと思います。


■全従業員が参加し自分達で考え自ら活動することで安全意識を根付かせる

01 風土 安全で明るい事業所実現のための基礎となる活動

安全意識向上(AIK)活動

グループごとにテーマを設定し短期集中で活動を行う。その後活動の中で見出した問題点や今後実践すべき点を分析し、共有する。

問題提起ミーティング・問題解決4ラウンド法

ゼロ災害へ向けた全員参加型の実践活動の手法。 職場の問題をメンバーがホンネで「話し合って、考え合って、分かり合って」、重要な問題を洗い出し解決策を決めて、自らの行動目標を決定する。

安全パトロール

違う目線で職場の点検を行い、職場の危険源を見逃さない


■職場の潜在的な危険性見つけ出し、これを除去、低減する

02 ハード 基礎の上に築く安全衛生活動を支える2本の柱

リスクアセスメント活動

設備・化学物質などの危険性又は有害性についてリスクの見積りを行い、リスクの優先度を設定したがい、リスクの除去や低減措置を実施する。

ヒヤリハット

いつ・どこで・何をしている時に・どんな危険があったか・それはどうして起こったのか(理由)・改善案を各職場の全員参加で行う。危険源を放置せず日々改善していく。

未然防止シート

過去の発生した、あるいは他で起こった災害の背景を作業者から聞き出し、災害の真因を知識化して、これから自分に起こるかもしれない災害を想定し、対策を取っていく。


■安全意識の向上と危険予知スキルを向上させる様々な活動

03 ソフト 基礎の上に築く安全衛生活動を支える2本の柱

安全道場

安全意識の向上と危険予知のスキル習得のための道場、現在Part1~3までのステージがあり転入者・新入社員はPart1~3までの合格が必須となる。

安全教育

住友ベークライト全社で行っている、全社安全教育と宇都宮事業所独自の物がある。自社制作の安全ビデオ(日・英・中文)を制作し 国内外で災害の類似体験ができ視覚効果によってより「怖さ」が理解しやすくなる。


■なぜゼロ災害が継続できているのか?

ゼロ災害が続いている理由は、リスクの芽を摘み取る設備・機械の本質的な安全化を進めてきたこと(ハード)と安全道場を中心とした取り組み(ソフト)により事業所全体に安全への意識、自分の身は自分で守るという考え方が芽生え、育ってきたことが挙げられると思います。トップの役割は安全最優先といったメッセージを伝えるだけではなく、安全道場や安全意識向上(AIK)活動、などの様々な施策を打ち出し続け、マンネリ化を防止し安全意識の高揚に繋げていくことだと考えています。

例えば服装に関しては、安全道場ではできるのに日常の事業所内ではできないといった光景がかつては見られましたが、今では全員が当り前のように実践しています。そういったモラルを守る行動をサポートすることが私の役目だと考え、今後も注力していく所存です。

安全道場でとる行動が日常の業務でも、あたり前のように出来るようになってきた。そういったモラルを守る行動をサポートすることが私の役目です。


社員全員が主人公のつもりで安全活動に取り組む

取締役 常務執行役員 生産技術本部統轄 稲垣 昌幸

宇都宮事業所は足掛け9年間無災害を継続しています。9年の間には東日本大震災も経験し、それを乗り越え、なお無災害を継続しています。歴代の労使一体の安全活動が評価され安全優秀賞を受賞したことを嬉しく思うと同時に、安全活動に終わりはなく、これからも更なる努力の必要性を実感しています。

メーカーにとって安全は全ての活動の基盤であり、私が統轄する生産技術本部は国内外の事業所の安全活動をサポートしています。

昨年から、住友ベークライトグループの各業務の中で特に危険をはらむ作業について日・英・中文にてビデオ教材を作成し、全世界の各事業所に提供したり、各種危険体験装置を製作し、訓練で使うなど新たな取り組みも行っています。

ありたい姿は各内外事業所のゼロ災害です。無災害表彰事業所をさらに増やしていくために、必要な情報共有や管理技術を向上させ、一人ひとりが主人公のつもりで日々の安全活動に取り組んでまいります。

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